室内楽の夕べ

チラシ表

チラシ裏

2017年12月5日(火) 音楽の友ホール

開演 19:00 開場 18:30
全席自由 ¥4500

室内楽の夕べ ~ 深沢亮子と室内楽の仲間たち

《深沢亮子と音楽家の仲間たち・コンサートシリーズ30周年記念公演》


【出演】
深沢 亮子(Klavier)
恵藤 久美子(Violine)
中村 静香(Viola)
安田 謙一郎(Violoncello)


【プログラム】

  • ミヒャエル・ハイドン:
     ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための弦楽三重奏曲 嬉遊曲 変ホ長調 MH9(vn、va、vc)

  • ディヌ・リパッティ:
     ノクターン 嬰ヘ短調 op.6 ~ C.ハスキルに捧ぐ(pf)

  • クロード・ドビュッシー:
     チェロとピアノのためのソナタ(vc、pf)

  • ロベルト・シューマン:
     四重奏曲 変ホ長調 op.47(pf、vn、va、vc)

プロデューサーからの一言

 本公演は、日本音楽舞踊会議および「音楽の世界」主催で1986年に深沢亮子ピアノリサイタルを開催したのがはじまりとなります。以後、バリトン吉江忠男氏とピアノ深沢亮子氏による計14回のコンサート、その後ヴァイオリンの惠藤久美子氏、劉薇氏、ヴィオラの江戸純子氏、チェロの安田謙一郎氏、ヴァイオリン(ヴィオラ)の中村静香氏が加わり、室内楽曲メインのコンサートとなり、毎年、趣向を凝らしたプログラムと上質な演奏をお届けしてきました。年2回の開催があった年もありますので、今回で33回目を数えます。

 30年の長きにわたる本公演を振り返り、また次の10年への期待とともに、来る12月5日(火)、音楽の友ホールにて30周年記念公演を開催いたします。 当日のパンフレットには、これまでの30年間のプログラムをすべて掲載いたします。これまでのプログラムをみていますと、演奏家と音楽の場を作ってきた人たちの叡智と輝き、ご来場くださるお客様の思い、そしてそれぞれの世界やたくさんの物語が思い浮かんでくるようで、非常に感慨深い思いがいたします。ご来場のみなさまと一緒に、また新たな1ページをつくりたいと思います。

 今回も魅力たっぷりのプログラムとともにお待ちしております。暮れのお忙しい折とは存じますがどうぞお運びくださいませ。

◆ 深沢 亮子(ピアノ)FUKASAWA Ryoko

 12歳で全日本学生音楽コンクール第一位、文部大臣賞受賞。15歳で第22回日本音楽コンクール首位受賞。17歳でウイーン国立音楽大学に留学、1959年同校を首席で卒業。翌年、楽友協会ブラームス・ザールにてデビューリサイタルを開催し絶賛される。1961年ジュネーブ国際音楽コンクール最高位入賞(1位なしの2位)。
以来ヨーロッパや南米、アジアの主要都市でリサイタルや室内楽、オーケストラの共演等国際的な舞台で活躍。(共演した指揮者はL.v.マタチッチ、G.ヴァント、H.ヴァールベルク、小沢征爾ほか。オーケストラはN響、東響、N.Ö.卜一ンキュンストラー管弦楽団、ウィーン室内管弦楽団他。室内楽では新旧ウィーン八重奏団、ブリュッセル弦楽四重奏団、シュトイデ弦楽四重奏団他)。
1992年国際交流基金により音楽文化使節として天満敦子女史(Vn)とルーマニア、チェコ、スロヴァキア、ブルガリアへ派遣ざれる。日本の作品も内外に数多く紹介。また度々ウィーンのベートーヴェン国際ピアノ・コンクール、日本音楽コンクール他の審査員を務める。
 毎年リサイタルを開催しているが、特に2003年、2004年デビュー50周年記念、2009年デビュー55周年記念、2013年デビュー60周年記念演奏会を開催。著書、CD、楽譜の出版等多数。2005年、デビュー50周年記念CD(ナミ・レコード)、2007年と2009年に惠藤久美子、安田謙一郎両氏と「深沢亮子と室内楽の仲間たち」Ⅰ・Ⅱ(同)、2011年に藤井洋子(クラリネット)、生沼晴嗣(ヴィオラ)、アダルベルト・スコチッチ(チェロ)諸氏と「楽に寄す~街の歌~」(同)、中村静香氏と「シューベルティアーデふたたび」(同)をリリース。2015年には、ハイドンとシューベルトによる「Fantasie 幻想」が『レコード芸術』誌において特選盤となる。英国ケンブリッジ国際伝記センター(IBC)により「最も優秀な100人の音楽家」に選ばれる。
日本音楽舞踊会議代表理事。(公財)国際開発救援財団理事。1963年大阪府民劇場奨励賞、1995年千葉県文化功労賞。永井進、G.ヒンターホーファー両教授に師事。

◆ 惠藤 久美子(ヴァイオリン)ETOH Kumiko

 ヴァイオリンを鷲見三郎、海野義雄氏等の各氏に師事。室内楽を黒沼俊夫、斎藤秀雄氏に師事。第41回日本音楽コンクール2位入賞。1972年、兄、堤剛氏と「二重奏の夕べ」を東京、カナダで開催。1979年のリサイタルでは弘中孝(pf)氏と共演。2003年から深沢亮子氏、安田謙一郎氏と「ピアノとヴァイオリンとチェロの夕べ」を開催、現在に至る。
2017年、中野洋子氏(pf)とジョイントリサイタル。その他、東京フィル、新日本フィルとのメンデルスゾーンの協奏曲の演奏やその他のオーケストラとの共演も多い。1980~82の2年間、山形交響楽団コンサートマスターを勤め、現在、桐朋学園大学特任教授。日本音楽舞踊会議会員。

◆ 中村 静香(ヴィオラ)NAKAMURA Shizuka

 桐朋女子高等学校音楽科を経て桐朋学園大学音楽学部卒業。全額スカラシップを受けアスペン音楽祭に参加。文化庁芸術家派遣在外研修員としてジュリアード音楽院に留学。第52回日本音楽コンクール第一位。及び増沢賞、レウカディア賞、黒柳賞受賞。第29回海外派遣コンクール特別表彰。第3回日本国際音楽コンクール入賞。故・鷲見三郎、海野義雄、小林健次、川崎雅夫、故・ドロシイ・ディレイの各氏に師事。
 これまでに、NHK交響楽団等、各オーケストラと共演し、各地の音楽祭にも出演している。2003年に大垣音楽祭でヴィオラのソロ・デビューを果し、その後はヴァイオリンとヴィオラ双方で、活躍の場を広げている。2年に1度開く自主企画のリサイタルでは、ヴァイオリン曲とヴィオラ曲を織り混ぜた、意欲的なプログラムを展開している。アートユニオンより「シューベルティアーデ」等のCDをリリースしている。

◆ 安田 謙一郎(チェロ)YASUDA Kenichiro

 斎藤秀雄、ガスパール・カサド、ピエール・フルニエに師事。1965年第34回日本音楽コンクール第1位を受賞。翌年、ロストロポーヴィッチ、フルニエに勧められ第3回チャイコフスキーコンクールを受け、第3位入賞。1969年ルツェルン音楽祭合奏団のソリストとして日本、ヨーロッパ、アメリカ、カナダの演奏会に同行する。1974年香港、サンフランシスコにて小沢征爾と共演。1975年より桐朋学園で後進の指導にあたる。水戸室内管弦楽団のメンバーとして活躍。 1986年に結成した安田弦楽四重奏団、80曲に及ぶハイドンの弦楽四重奏曲全曲演奏、ベートーヴェン年代順室内楽作品の演奏会などのコンサート活動を続け、高い評価を得ている。2015年、J.S.バッハ無伴奏チェロ組曲(全曲)(マイスターミュージック)をリリース。日本現代音楽協会、日本音楽舞踊会議、日本・ロシア音楽家協会会員。

[曲目、出演者は予告なく変更となることがあります。]

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